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卒業生インタビュー

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卒業生インタビュー

最初に入ったレッスンではボロボロに……。だから、今では「ジュニアレッスンでは僕が一番!」と言えます。

GODAIスポーツアカデミー(GSA)を巣立って、テニス業界でそれぞれ頑張っている卒業生たち。今も職員室に遊びに来て、先生とおしゃべりしたり、現役学生と一緒に練習したり……そんな、ブカツのようなアットホームなつながりがあるのもGSAの特徴です。
そんな卒業生の中から、服部祐汰さん(第3期生)、菊池奨さん(第4期生)に、当時を振り返りながらいろいろ話をしてもらいました。今は第一線で活躍するテニスコーチの2人があらためて語るGSAの魅力、GSAだからこそ学べたこととは?

子どもたちの上達を見られるのが嬉しくて、テニスコーチに。

――いま2人は、テニスコーチとしてどんな仕事をしていますか?

服部:練馬と板橋のテニススクールを掛け持ちしています。レッスンはほとんどメインを任せてもらっています。
レッスンのほかにイベント補佐も担当していて、トーナメントイベントやジュニアキャンプなどの動画を制作しています。

菊池:2年目になって、メインコーチを半分くらい任されるようになりました。せっかくGSAで即戦力のレッスンスキルを身につけたので、支配人に「メインをもっと増やしてください!」とお願いしたんです。
レッスン以外では、SNS担当としてスクールのYouTubeチャンネルを企画・運営しています。動画を作るのは大変だけど、コンスタントに週1くらいでアップしていますよ。

――「テニスコーチになりたい」と思ったきっかけは?

服部:大学生のころ、地元のテニススクールでアルバイトコーチをやったり、母校のテニス部で教えたりしていました。そこで子どもたちが上達していき、大会でだんだん勝てるようになっていく姿を見られるのが嬉しくて。それがテニスコーチになりたいと思ったきっかけです。
毎月、すべてのテニス雑誌を購読していたのですが、そこでたびたびGODAIやGSAの名前を目にしていました。「テニスの専門誌で採り上げられるということは、テニス界での信頼度が高いんだな」というのが、まず印象としてありました。
あとは、テニスコーチに特化した専門学校ということで「テニスコーチに必要なスキルがひととおり学べそうだな」という期待があったので、GSAに決めました。

菊池:高校生の時に通っていたテニススクールのコーチに憧れて、「その人みたいになりたい!」と思ったのがきっかけでした。
高校が大学の付属校だったので、そのままの流れで進学したのですが、「やっぱり違うな」と思って。2週間で辞めてしまいました。
辞めてから、レストランでアルバイトをしていて、テニスからもしばらく遠ざかっていたのですが、どこかで「テニスコーチに憧れていたなぁ……」というのが頭にあって。それで、自分でお金を貯めてGSAに入学しました。

現場のコーチから聞けるアドバイスは、教科書には載っていない。

――実際に入ってみて、GSAの良かったところは?

菊池:1年生の秋に「GODAIインスティチュート(※)」に合格したら、実際にレッスンに入ることができます。学校で勉強しながら、並行してレッスンの実践経験が積めるというのが、就職してから改めて大きいなと感じましたね。
GODAIではレッスンの質やコーチのスキルが高くて、実際にアシスタントに入りながら、メインコーチからいろいろ教えてもらえるというのが、授業では得られない体験でした。「こういうコーチになりたいな」と思える人が、GODAIにはいっぱいいましたね。
※GODAIインスティチュート…GODAIが発行するテニスコーチの指導資格。合格するとGODAIのテニススクールのアシスタントコーチに入ることができる。

服部:現場のテニスコーチの、生の声が聞けたことが大きかったですね。教科書に書いてあるレベルのことは、最悪、自分でも勉強しようと思えばできます。でも、その一つひとつに対して、「実際のお客様だとこういう人が多いよ」とか「こういう人は昔はいたけど今はこう変わってきたよね」とか、現場のコーチからもらった意見やアドバイスがとても貴重でした。これは教科書には載っていませんからね。

――特に「この先生のここに憧れた」というのはありますか?

菊池:黒田先生などは休みの日にも試合を観に来てくれて。そういう人情味が厚いところは、学ぶところが多かったです。
あと、(GODAI白楽の)大橋コーチのレッスンにずっと入っていて「やっぱりコーチは明るくないといけない職業なんだな」と。もともと僕、すごく暗かったのですが(笑)、大橋コーチと組んで性格が変わったかもしれません。

服部:石﨑先生の「伝える力」。授業中に出てくるフレーズの一つひとつがすごく印象に残っていて、「あ、そういえば先生はこんなときにこういう伝え方をしていたな」とか、今でも思い出すことがあります。
石﨑先生は、授業中に出てくるアイデアも面白くて、実際にレッスンに取り入れてみることもあるんですよ。

――実際にテニスコーチの仕事をしていて、GSAで学んだことで役に立っているのは?

菊池:いちばん役立っているのは、安藤先生のジュニアレッスンです。1年生の時に近隣小学校と連携した「体力向上プロジェクト(※)」のレッスンに入れてもらうのですが、デビューはボロボロ(笑)。そこからいろいろ叱られながらも、指導していただくうちにだんだん子どもとの接し方がわかってきて。
今のスクールでは、「ジュニアレッスンに関しては自分が一番」と自信を持って言えます!そのくらい貴重な経験をさせてもらいました。
※体力向上プロジェクト…近隣の公立小学校と連携し、小学1年生を無償でGODAIのレッスンに招待し、テニスを楽しみながら体力を向上するプロジェクト

服部:ウソみたいに聞こえますが(笑)、ぜんぶ役立っているんです。レッスンの経験ももちろんですが、今でもどう伝えたらいいか分からなくなったとき、授業で使った日本プロテニス協会の教本を読み返します。そうすることで、実際にお客様にも伝わって、上達してくれることがあるんです。
菊池君が話したような、ジュニアの子への接し方や話し方ももちろんそうですし、トレーニングしているお客様と話すときには、浅井先生の「トレーニング理論」や安藤先生の「運動生理学」で習ったことがそのまま生きています。逆に役に立たなかったことって何かあるかな……?というくらい。

GSAなら、レッスンの現場での「対応力」が身につく。

――逆に、「GSAにいた頃に、もっとこんな授業があったら……」と思うことは?

菊池:テニススクールのレッスンは、ダブルスが中心。だから、もっとダブルスのフォーメーションのことを学べるとよかったかな、と思います。
たとえば、レディーストーナメントクラスのお客様は、僕たちとポジションや戦術がまったく違います。「この状況では前に詰めちゃダメ」とか。そこが、今のスクールに入ってすごく苦労しました。

服部:最近、難しいなと感じているのは、今まで運動経験がなかった方を教えるときです。運動に慣れていない方は体の運動連鎖がなかなかうまくいかないので、ボールに力が伝わらなかったり、スピンがかからなかったり。だけど本人は「頑張って試合に勝ちたいんです」と言う。そのような方にどうアドバイスしたらいいのか悩んでいます。
GSAの授業時間は限られているので、実際にそこまで踏み込むのは難しかったと思います、でも、そういう方に対して、GODAIのコーチだったらどうアドバイスするのか……?いろいろ聞いてみたいですね。

――これから、どんなテニスコーチをめざしていきたいですか?

菊池:クラスの環境づくり、雰囲気づくりがうまいコーチです。どんなに技術が優れたコーチでも、クラスのコミュニティづくりがうまくいかないと、お客様は離れていってしまう。コーチとして、それだけは避けなければいけません。いい雰囲気をつくってあげられるコーチが、自分の中では一番のコーチだと思っています。

服部:月並みですが、「何でもできるコーチ」になりたいです。理論派の人、感覚派の人。右効き、左効き。両手バック、片手バック……どんなお客様でもマンツーマンで対応できるコーチですね。
あとは、ラケット、トレーニング方法、プロ選手、テニスの歴史など、どんな話題を振られても答えられるコーチ。そんなコーチが1人でもいるとスクールとしては助かるし、自分がもしお客様の立場なら、コーチがそんな人だとすごく憧れるので。

――最後に、GSAに入学を検討している後輩に一言メッセージをお願いします。

菊池:GSAに入れば、テニススクール界の第一線で活躍できる。その第一歩を踏み出せる学校です。理論の習得から実践まで、トップコーチを目指せる環境が整っていると思います。

服部:GSAでの2年間で、コーチに必要な知識と経験を幅広く積むことができるので、実際に現場に入ったときの「対応力」が身につきます。
ウィンブルドン研修旅行で、世界のトップレベルのプレーを生で観られたことも、ここでしか得られない貴重な経験です。お客様とウィンブルドンの話題になったときも「僕、行ってきたんですよ!」と言えますからね(笑)。